年齢とともに体型が変わった
昔のように似合う服が見つからない。
イベントに向けてスタイルアップしたい
特にウエストやお腹周りが気になっている。
「似合う服=スタイルがよく見える服」としてファッションアドバイスを希望される方が多いです。
着痩せ効果を得るには、コンプレックスを隠すよりもシルエット作りを優先することが大切。
例えばお腹周りが気になるからと黒いロングスカートで隠した場合、重心が下に行き、余計太って見えます。
この場合は右のようなYラインのシルエットにすれば、一瞬でスタイルアップ。
ダイエットは長い時間と努力が必要です
服の着方は工夫するだけで一瞬で見た目を変えられることも多いです。
沢山の方の相談を受けてきたプロが、あなたにぴったりの「着痩せして見える服の選び方」をお伝えします。
この記事を読むことで、簡単にスタイルアップするコーディネートを身につけられますよ。
ファッション診断・着こなし術や印象アップセミナー・メイクなど、6,000人以上の美容&ファッション相談を受けてきました。
着痩せとは?知らないと損する基本知識
着痩せとは、服の選び方やシルエットの作り方を工夫することで、体のラインをスリムに見せるテクニックです。
着痩せの定義と効果的なシルエット作り
着痩せを成功させるための基本は「シルエット作り」です。
体型の悩みを無理に隠そうとするのではなく、全体のバランスを整えること。
視覚的にスリムに見えるような服の組み合わせを意識しましょう。
効果的なシルエットには、以下の3つがあります。
下半身にボリュームを持たせ、上半身をコンパクトにまとめるシルエット。
特に腰回りや太ももが気になる人に効果的。
フレアスカートやワイドパンツが代表的なアイテムです。
上半身にボリュームを持たせ、下半身をスリムに見せるシルエット。
肩や胸元が気になる方におすすめ。
ゆったりしたトップスと、タイトなボトムスの組み合わせが特徴です。
ウエスト部分を引き締めることで、上半身と下半身のボリュームをバランス良く整えるシルエット。
ワンピースやウエストベルトを使ったコーディネートが効果的。
これらのシルエットを意識することで、自然と着痩せ効果が得られます。
上半身と下半身、どちらを隠すべきかの判断方法
まず、自分の体型の特徴や悩みを客観的に把握することから始めましょう。
例えば、以下のように部位ごとに対策を立てることが重要です。
下半身にボリュームがある場合は、Aラインシルエットを意識しましょう。
スカートやパンツは、ゆとりのあるデザインを選び、上半身はジャストサイズのアイテムでスッキリまとめます。
おすすめアイテムは「タック入りテーパードパンツ」や「フレアスカート」です。
上半身にボリュームがある方は、Yラインシルエットを作ることが効果的です。
トップスにはゆったりとしたデザインを選び、ボトムスにはタイトなパンツやスカートを合わせてバランスを取ります。
Vネックやボートネックを選び、鎖骨を見せることで、よりスッキリとした印象になります。
上半身も下半身も気になる場合は、Xラインシルエットがおすすめです。
ウエストをしっかりと引き締めることで、全体のバランスを整え、着痩せ効果を高めます。
ワンピースやトップスのインを活用し、メリハリのあるシルエットを意識しましょう。
ポイントまとめ
悩みの部位 | おすすめシルエット | 具体的なアイテム |
下半身が気になる | Aライン | フレアスカート、タック入りパンツ |
上半身が気になる | Yライン | Vネックトップス、タイトスカート |
両方が気になる | Xライン | フィット&フレアワンピース、ウエストベルト |
このように、自分の悩みに合ったシルエットを選び、アイテムを工夫するだけで、誰でも簡単に着痩せを実現できます。
まずは、全身を鏡でチェックし、どこを強調し、どこを隠すかを見極めてみましょう。
着痩せコーディネートのメリットと注意点
着痩せを意識してコーディネートしているのに、実は逆効果になっている場合があります。
以下のNG例を避けることで、しっかりと着痩せ効果を発揮させましょう。
逆効果になる着痩せNGコーデ例
1、全身ゆったりコーデ
全体的にゆるっとしたアイテムを選んでしまうと、体のラインが隠れすぎて、かえって太って見えることがあります。
特に上下ともにオーバーサイズの服を選ぶと、全体がぼんやりします。
シルエットにメリハリがなくなってしまうので気をつけましょう。
NG例
オーバーサイズのTシャツに、ゆったりしたワイドパンツ。
改善策
トップスをコンパクトにして、下半身にボリュームを持たせるAラインや、逆に上半身にボリュームを持たせるYラインを作りましょう。
2、ウエストを強調しないコーデ
ウエストのラインをぼやかしてしまうと、全体的に寸胴に見えてしまいます。
特に、ウエストの位置がはっきりしないワンピースや、ウエストインしていないトップスは注意が必要です。
NG例
ウエストに切り替えがないストンとしたワンピース。
改善策
ウエストの位置が高めに設定されたワンピースや、トップスをインしてウエストを強調すると、Xラインが作れてスタイルアップ効果があります。
3、ボリューム感のあるデザインを強調しすぎる
袖や裾にボリュームがあるアイテムはおしゃれに見えますが、全体のバランスを考えないと体が大きく見えてしまいます。
例えば、肩が張っている人が肩幅を強調するデザインを着ると、上半身が重たく見える原因になります。
NG例
フリルが多くついたトップスに、ボリュームスカートを合わせる。
改善策
ボリュームのあるトップスには、タイトなボトムスを合わせることで、Yラインを作り、上半身のボリュームを目立たせない工夫をしましょう。
逆効果になる着痩せNGコーデのまとめ
NGコーデ例 | なぜ逆効果か | 改善策 |
全身オーバーサイズ | 体のラインが隠れすぎて大きく見える | トップスかボトムスのどちらかをタイトにする |
ウエストを強調しない | シルエットにメリハリがなく、寸胴に見える | ウエストをインするか、切り替えのあるアイテムを選ぶ |
上下ともにボリュームアイテム | 全体的に膨らんで見えて太く見える | ボリュームアイテムは片方だけにしてバランスを取る |
着痩せコーデは、単に体のラインを隠すだけではなく、全体のバランスを意識することが大切です。
自分の体型に合ったシルエットやコーディネートを取り入れて、着痩せ効果を最大限に引き出しましょう。
【悩み別】着痩せテクニック
「どこを隠すべきか?」という悩みは、着痩せコーデを成功させる上で重要なポイントです。
ここでは、悩み別に効果的な着痩せテクニックをご紹介します。
それぞれのシルエットを活用して、自分に合ったスタイルを見つけてください。
下半身をスッキリ見せるAラインシルエット
Aラインシルエットは、腰回りや太ももにボリュームがある方に特におすすめ。
スカートやパンツが裾に向かって広がる形で、下半身のボリュームを自然にカバーできます。
上半身はジャストサイズのアイテムを選び、スッキリとまとめましょう。
おすすめアイテム
フレアスカート、Aラインワンピース、ワイドパンツ
ポイント
下半身にゆとりを持たせ、上半身を引き締めてメリハリを作ることが大切です。
上半身を細く見せるYラインのポイント
上半身にボリュームがある方は、Yラインシルエットを意識しましょう。
これは、トップスにゆったりとしたデザインを持たせ、下半身をタイトにまとめるスタイルです。
上半身にボリュームを出すことで、肩や胸の厚みをカバーし、視覚的にスリムに見せることができます。
おすすめアイテム
オーバーサイズのトップス、Vネックニット、タイトスカート
ポイント
上半身をゆるめに、下半身はタイトにまとめることで、バランスの良いシルエットが作れます。
ウエストを引き締めるXラインで全身をスッキリ
Xラインシルエットは、ウエストを引き締めることで全身のバランスを整えるスタイルです。
ウエストの位置を強調することで、スタイル全体にメリハリを作り、視覚的にスリムに見せる効果があります。
ワンピースやベルトでウエストを引き締めることで、誰でも簡単に取り入れられます。
おすすめアイテム
フィット&フレアワンピース、ベルト付きワンピース、ウエストインスタイル
ポイント
ウエストを意識的に強調し、上下のバランスをとることで全体をスッキリ見せます。
テーパードパンツでお腹・お尻をスッキリ見せる方法
テーパードパンツは、太ももにゆとりがあり、裾に向かって細くなる形が特徴的です。
お腹やお尻の部分にボリュームがあっても、テーパードパンツなら自然にカバーでき、全体的にスリムな印象を与えます。
正しいサイズを選ぶことが重要です。
腰回りをふんわりカバーしながら、足を長く見せることができます。
おすすめアイテム
タック入りテーパードパンツ
ポイント
腰回りにタックが入っているものを選ぶと、お腹やお尻がスッキリ見え、太もものラインも拾いにくくなります。
フレアスカートで足とお尻をカバーする着こなし術
フレアスカートは、ウエストから裾にかけて広がるシルエットが特徴です。
ギャザーやプリーツがあるデザインは、お尻や太ももをしっかりとカバーしてくれるため、下半身が気になる方に最適です。
特に、ふくらはぎの中央からくるぶしにかけての長さのスカートを選ぶと、より着痩せ効果が高まります。
おすすめアイテム
プリーツスカート、ギャザースカート
ポイント
丈感が重要で、少し長めのスカートを選ぶと、足のラインを自然にカバーできます。
スカート丈を間違えると脚が太く見えるので、こちらも参考にお読みください。
ワンピースを活用したフィット&フレアでの着痩せ
ワンピースを使ったフィット&フレアシルエットは、ウエスト部分が引き締まり、裾に向かって広がるデザインです。
ウエストの細さが強調され、下半身がスッキリ見える効果があります。
特に、ウエストに切り替えがあるデザインのワンピースを選ぶと、メリハリのあるシルエットが作れます。
おすすめアイテム
フィット&フレアワンピース、シャツワンピース
ポイント
ウエスト部分がしっかり引き締まっているデザインを選ぶと、全身がスッキリと見えます。
ポイントまとめ
悩みの部位 | おすすめシルエット | 具体的なアイテム |
下半身が気になる | Aライン | フレアスカート、タック入りパンツ |
上半身が気になる | Yライン | Vネックトップス、タイトスカート |
両方が気になる | Xライン | フィット&フレアワンピース、ベルト付きワンピース |
お腹・お尻が気になる | テーパードパンツ | タック入りテーパードパンツ |
このように、悩み別にシルエットやアイテムを選ぶことで、着痩せ効果を簡単に実現できます。
自分の体型に合ったシルエットを見つけて、毎日のコーディネートに取り入れてみましょう。
よくある着痩せの疑問と解決策
着痩せコーディネートに挑戦する中で、さまざまな疑問が出てくることも多いですよね。
ここでは、よくある疑問に対して具体的な解決策を提案します。
上半身も下半身も隠したいときはどうすればいい?
上半身も下半身も隠したい!
というお悩みを持っている方は多いですが、全てを隠すのは逆効果になりがちです。
上半身も下半身もゆるっとしたアイテムを選ぶなら、デコルテ・手首・足首を見せる&ウエストを引き締めるなど工夫が必要です。
Xラインシルエットを意識しウエストを引き締め、全体にメリハリをつけることで着痩せ効果が得られます。
ウエストを強調する
トップスやボトムスがゆるいアイテムの場合、ウエスト部分は引き締めること。
トップスをインしたり、ベルトを使ってウエストにくびれを作るのが効果的です。
これによって、全体のバランスが整い、スリムに見えます。
ゆるいけど程よいサイズ感を選ぶ
完全なオーバーサイズではなく、体に程よくフィットする「ちょいゆる」くらいのアイテムを選びましょう。
全身がダボっとした服だと逆効果になるので、あくまでメリハリを意識します。
身長が低い人が着痩せ効果を出す方法は?
身長が低く、体全体がコンパクトに見えるのが悩みです。
着痩せ効果を狙うなら「上重心」にシルエットを整えてみて。
上半身に視線を集めることで、全体がスラッと見える効果があります。
解決策
上重心を作る方法
①ハイウエストのパンツやスカートを使って、視覚的に足を長く見せる。
②トップスはショート丈やウエストインするスタイルを選ぶ。
切り替え位置を意識する
ワンピースを着る場合、ウエストの切り替えが高い位置にあるデザインを選ぶと、背が高く見えます。
これにより、全体のバランスが良くなり、スリムに見せられます。
裾を調整する
トップスの裾が長い場合は、裾を内側に折り込んだり、輪ゴムや両面テープで調整してハイウエスト感を演出しましょう。
二の腕を細く見せる袖丈選びと調整テクニック
二の腕が太くて気になる・・。
袖丈や袖口の選び方で二の腕のラインをカバーすることができますよ。
そのために注意すべきポイントを押さえておくと良いでしょう。
解決策
袖口の位置を工夫する
二の腕を細く見せたい場合、袖丈は二の腕の最も細い部分に重なるように選びましょう。
これにより、視線が自然と細い部分に集中し、全体的に細く見える効果があります。
もし手持ちのTシャツなどの袖が長すぎる場合は、袖を軽く折って調整すると良いです。
袖の形を選ぶ
ピタッとした袖よりも、少しゆとりのあるデザインの方が、二の腕のラインを拾いすぎず、自然なカバーができます。
フレンチスリーブやドルマンスリーブなどが効果的です。
視線を分散させる
二の腕が気になる場合は、Vネックなど首元が開いたトップスを選んで鎖骨を見せることで、視線を顔やデコルテに集めることができ、二の腕への視線が分散されます。
ポイントまとめ
悩み | 解決策 |
上半身も下半身も隠したい | ウエストを強調してXラインを作る |
身長が低い人の着痩せ | ハイウエストや上重心を意識する |
二の腕を細く見せたい | 袖丈や袖口の位置を工夫する |
自分の体型や悩みに合わせたスタイルを取り入れて、毎日のコーディネートをもっと楽しんでください。
まとめ
「何を着たらいいか分からない」「少しでも痩せて見せたい」と悩んでいる方に、今すぐ取り入れられる簡単な着痩せテクニックをまとめました。
誰でもできる簡単な着痩せテクニック5選
1、メリハリのあるシルエットを作る
一番重要なのは、メリハリのあるシルエットを意識することです。
体全体をゆったりとした服で隠してしまうと、余計に太く見えることがあります。
体型に合わせたシルエットを作りましょう。
2、ウエストを引き締めてスリム効果を高める
ウエストを強調しましょう。
トップスをインしたり、ベルトでウエストマークすることで、全体にメリハリが生まれ、自然にスリムなシルエットを作り出せます。
ワンピースやゆるいトップスにベルトをプラスすると、Xラインが強調されてスタイルが良く見える。
トップスの裾をインすることで、脚が長く見える効果がある。
ハイウエストのボトムスと合わせるとさらに効果的。
3、鎖骨や首元を見せて、視線を上に集める
首元やデコルテを見せると、視線が自然に上に集まります。
特に、Vネックやボートネックなどのトップスを選ぶと、鎖骨がきれいに見えて着痩せ効果が高まります。
首元が開いたデザインを選ぶと、顔周りがスッキリ見える。
ネックレスなどのアクセサリーを上手に使って、上半身に視線を集めるのも効果的。
4、正しいサイズを選ぶ
着痩せのためには、正しいサイズ選びも重要です。
大きすぎるアイテムやピタッとしすぎるアイテムは、どちらも逆効果。
体に程よくフィットするサイズのアイテムを選び、ボディラインを自然にカバーしましょう。
あまりにタイトな服は、かえって体のラインを強調してしまうのでNG。
ほどよく体にフィットし、気になる部分を自然に隠してくれるサイズを選ぶことがポイント。
5、二の腕や下半身をカバーする工夫
二の腕やお腹、太ももなど、特定の部分が気になる。
着痩せ効果を得たいなら悩みに合ったアイテムを選びましょう。
袖丈は二の腕の最も細い部分に重なるデザインを選ぶ。
ゆとりのあるフレンチスリーブやドルマンスリーブもおすすめ。
フレアスカートやタック入りパンツで腰回りや太ももをカバー。
丈が長めのスカートを選ぶと、足全体がスッキリ見える。
着痩せテクニックは、誰でも簡単に取り入れられるものばかりです。
シルエット作りやアイテム選びのコツさえ覚えれば、毎日のコーディネートに自信を持てます。
まずは自分の体型や悩みを把握し、それに合ったシルエットやアイテムを選ぶことから始めてみましょう。
この記事が、着痩せしてみせたいあなたの参考になれたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。