【骨格がわからない】40代の体型変化にも対応する5つのポイント

骨格 わからない

骨格がわからないから、服選びで失敗ばかり…

最近体型が変わってきて、自分の骨格タイプが分からなくなった

40代になると体型変化により、今までの服選びの基準が通用しなくなることは珍しくありません。

若い頃と同じ骨格診断ポイントが当てはまりにくいと感じる方が多いです。

実際、バストやヒップの位置の低下、筋肉のハリの減少、骨感の目立ちなどで診断が難しくなるケースもあります。

【この記事を書いた人】
  • パーソナルスタイリスト
  • カラーアナリスト
  • メイクアップアーティスト
  • 骨格診断ファッションアナリスト
  • オーラソーマカラーケアコンサルタント

ファッション診断・着こなし術や印象アップセミナー・メイクなど、6,000人以上の美容&ファッション相談を受けてきました。

この記事では、40代女性の体型変化に対応した骨格診断の方法と、それぞれの骨格タイプに合った着こなしのポイントを、プロの診断士の視点から解説していきます。

目次

骨格がわからない人のための診断ポイント5つ

若年層は脂肪と筋肉の「ボリューム感」で判別しやすいです。

40代以降は「位置情報」がブレるため、骨の大きさ・形と素材適性で判断する方が確実。

骨格タイプは 骨と関節が主役。年齢変化に惑わされず、骨フレームに注目すればミス診断を防げますよ。

  • 骨・関節サイズを最優先(手首・鎖骨・膝は年齢影響が小さい)
  • 高さより「幅」と「骨の立体感」でバスト・ヒップを判断
  • 横からの厚みは脂肪量でなく胸郭(肋骨)の張り出しで見る
  • 体重変動が大きい人は、痩せた時の骨感を基準にタイプを決定
  • 素材テスト:ハリ素材 vs 落ち感素材を試着し、体の凸凹が目立たない方を選ぶとタイプが絞りやすい

40代からの骨格チェック ― 5つのコツ

1, まずは「骨の大きさ」を見る

    • 手首・ひざ・鎖骨(さこつ)は、大人になってもほとんど形が変わりません。
    • ここの骨が太いか細いかで、おおまかなタイプがわかります。

    2, 高さより「横のひろがり」を見る

      • 胸やおしりは年を取ると下がりやすいので、上・下で比べるよりも横の幅を見るほうが正確です。
      • 「骨がゴツゴツ目立つ?」か「丸く小さい?」かをチェック。

      3, 体を横から見て「あばら骨」の出っぱりを確認

        • おなかの脂肪は増えたり減ったりします。
        • でもあばら骨(胸の内側のかたい骨)が前に出ているかどうかは変わりにくいので、ここで“体の厚み”を比べます。

        4, 太ったりやせたりする人は「やせているときの骨」を思い出す

          • 体重が変わると、見た目も変わります。
          • 迷ったら、やせ気味だった頃の写真や記憶で「骨の形」を基準に考えるとブレません。

          5, 布でテストしてみる―かたい布 vs やわらかい布

            • かためでパリッとしたシャツ → ストレートタイプが似合いやすい。
            • ふわっと落ちるやわらかいニット → ウェーブタイプが似合いやすい。
            • どちらでも骨っぽさが気にならなければナチュラル寄り。
            • 試着して「体の凸凹(でこぼこ)が目立ちにくいほう」があなた向きの布です。

            ポイントは「骨は変わらない、肉は変わる」

            だから

            • 骨の大きさ・形
            • 横幅や骨のでっぱり
              をメインに見ると、40代でも正しく骨格タイプを判断できます。

            判断のコツ

            横幅でざっくりわかる骨格タイプの見分け方

            見る場所横幅が 狭い とき横幅が 広い とき追加で見ると確定しやすいポイント
            胸まわり(肋骨の左右幅)ウェーブ の可能性大
            ・胸郭がスリムで正面から体が小さく見える
            ストレート or ナチュラル
            ・胸郭が横に張り、正面から「がっちり」見える
            手首・鎖骨を触ってみる
            ‐ 骨が細めならストレート
            ‐ 骨が太くゴツゴツならナチュラル
            骨盤・ヒップストレート の可能性大
            ・ヒップ幅より太ももが目立つ
            ウェーブ or ナチュラル
            ・骨盤そのものが横に張る
            関節の大きさで判断
            ‐ 関節が小さめ→ウェーブ
            ‐ 関節が大きい→ナチュラル

            判断のコツをやさしく解説

            1, 胸の横幅(肋骨の“箱”の幅)

            • 狭い=ウェーブ寄り
              • 鎖骨が細く長く見え、体が薄い。
            • 広い=ストレート or ナチュラル寄り
              • 正面から見て「肩~胸」の面積が大きめ。

            2, 骨盤の横幅(腰骨あたり)

            • 狭い=ストレート寄り
              • 後ろにプリッと立体的に出やすいが、真横の幅は控えめ。
            • 広い=ウェーブ or ナチュラル寄り
              • 横から見ると平らでも、正面で“横張り”がわかる。

            3, ストレートとナチュラルの見分け

            • 骨を触るのが早道。
            • 手首や鎖骨の骨が 丸く小さい→ストレート
            • 骨が 角ばって大きい→ナチュラル

            4, ウェーブとナチュラルの見分け

            • 横幅はどちらも広めだが、関節サイズが違う。
            • 手首・ひざが 細い→ウェーブ
            • 大きい→ナチュラル

            まとめ(覚え方)

            • 胸が狭い × ヒップ広い → ウェーブ
            • 胸広い × ヒップ狭い → ストレート
            • 胸もヒップも広い+骨ゴツゴツ → ナチュラル

            横幅を「測る」より 鏡で比べる & 触って骨のゴツゴツ感を確かめる と、40代以降でもズレにくく判断できます。

            40代の「肉質・肌質」は“タイプ確定”より“服選びの微調整”に使う

            結論

            • 骨格タイプそのものは “骨と関節” で決める
            • 肉質・肌質は “素材・シルエット調整” のヒントとして活かす

            若い頃は「ハリ=ストレート」「やわらかさ=ウェーブ」など、肉質がタイプ判定の補助線になります。

            でも 40 代以降は筋肉量が落ちて誰でも柔らかくなるので、質感だけでタイプを変えるとブレブレ

            そこで、次のようにステップを分けて考えると失敗しません。

            1 │ まず骨と関節で“フレーム”を決める

            • 手首・鎖骨・ひざを触って「細い/丸い/角ばり」を判定
            • 胸郭と骨盤の横幅、体の厚み(肋骨の張り出し)を確認
              → ここで ストレート/ウェーブ/ナチュラル の土台を仮決定

            2 │ 次に肉質・肌質で“微調整ゾーン”を見極める

            肉質の変化よく起こる見た目コーデで補うポイント
            ハリ低下(柔らかい)腕やウエストがたわむハリ素材より“落ち感”で沿わせる
            脂肪の移動(お腹集中)上半身が重く見えるウエスト位置を高めにマーク
            肌ざわりが薄くなる(弾力減)シワが寄りやすい厚手より中肉のニットでふくらみ演出

            POINT
            ここでタイプを“変更”ではなく、同じタイプの中で似合う布やディテールを微調整するイメージ。

            3 │ 肌質が変わったら小物でツヤを足す

            • ネックレスやブローチで視線を上げ、肌の質感よりアクセの光を強調
            • マット系リップより“ほのツヤ”リップで顔全体をフレッシュに
            • スカーフを首元に挟むと、上半身のハリ不足をカバー

            横幅×骨感でわかるタイプ早見表

            胸・骨盤の横幅骨感多いタイプ例シルエットの傾向
            広め(胸広 or 両方広)角ばり弱く丸みストレート“筒”のように立体的、厚みもしっかり
            狭め(胸狭かつ骨盤も狭い)骨が細い・華奢ウェーブ平面的で柔らか、厚みが薄い
            広め(胸も骨盤も広い)骨が大きくゴツゴツナチュラルフレーム大きめ、線は直線的

            ※当てはまる列が3項目以上なら、そのタイプの可能性大。

            素材で最終確認

            試着する布ストレートがすっきりウェーブがきれいナチュラルが映える
            ハリ素材(コットンシャツ)
            とろみ素材(レーヨンブラウス)
            厚手ラフ素材(リネン・デニム)

            「横幅と骨感」で仮タイプを決め、上の表で試着。
            ‐ 似合う布でラインが消える → 診断に自信が持てる。

            まとめ

            1. 骨と関節=動かない定規でタイプを決める
            2. 肉質・肌質=変わる要素は素材や小物で補う
            3. 「柔らかくなったからウェーブに変わる」ではなく、“ストレート×柔らかめ” のように同タイプ内で調整すると、40 代以降も似合うスタイルが安定します。

            骨格タイプ別・40代に似合う服選びのポイント

            骨格タイプを理解すると、自分に似合う服を選びやすくなります。

            40代は体型の変化が起こりやすい時期ですが、骨格に合った服を選ぶことでスタイルアップが可能です。骨格タイプごとに、似合う服の特徴が異なります。

            それぞれのタイプに合った着こなしで、より素敵な大人の女性を演出できます。

            ストレートタイプの着こなし方

            ストレートタイプの方は、すっきりとしたシルエットが特徴です。40代になって気になる体型変化もスマートにカバーできます。

            基本的な選び方のポイント

            • 縦長効果のあるデザイン
            • シャープな印象の素材
            • 適度なゆとりのあるサイズ感

            40代におすすめのアイテム

            • きれいめテーラードジャケット
            • センタープレスパンツ
            • Vネックニット
            • ストレートスカート

            体型変化をカバーするコツとして、ぴったりしすぎない服選びを心がけましょう。程よいフィット感が、40代の品格を引き立てます。

            ウェーブタイプの着こなし方

            ウェーブタイプの方は、女性らしい柔らかさを活かした着こなしがおすすめです。

            似合うデザインの特徴

            • ドレープ感のある素材
            • 柔らかな曲線を生かしたシルエット
            • 適度な光沢感のある生地

            40代におすすめのアイテム

            • ラップワンピース
            • フレアスカート
            • ドレープブラウス
            • ソフトジャケット

            体型変化が気になる部分は、やわらかな素材使いでさりげなくカバー。女性らしさを引き立てる着こなしを意識しましょう。

            ナチュラルタイプの着こなし方

            ナチュラルタイプの方は、ラフでこなれたシルエットが特徴で知的な印象を大切にした着こなしがベストです。

            選ぶべきポイント

            • 程よいゆとりのあるシルエット
            • 上質な天然素材
            • カジュアルすぎない大人っぽさ

            40代におすすめのアイテム

            • リネンブレンドシャツ
            • ワイドパンツ
            • Aラインワンピース
            • コットンニット

            体型変化を気にせず着られる、程よいゆとりのあるアイテムを選びましょう。素材の質感にこだわることで、大人の余裕が感じられる着こなしに。

            共通の着こなしポイント

            40代女性の魅力を引き出すために、タイプを問わず意識したいポイントをご紹介します。

            素材選びのコツ

            • 光沢控えめの上質素材
            • 適度な厚みのある生地
            • シワになりにくい素材

            カラー選びのポイント

            • 肌なじみの良い色味を基本に
            • 明度を抑えた落ち着いた色調
            • アクセントカラーの効果的な使用

            体型変化があっても、自分らしさを大切にした服選びを心がけましょう。骨格タイプを意識することで、より魅力的な着こなしが可能になります。

            40代からの骨格診断で気をつけたい3つの誤解

            「年齢とともに骨格タイプも変わるのでは?」「体重が増えたから骨格診断は意味がない…」といった声をよく耳にします。

            ここでは、骨格診断に関する誤解を解消し、40代からでも活用できるポイントをお伝えします。

            体重と骨格タイプの関係性

            多くの方が「体重が変わると骨格タイプも変わる」と考えがちです。これは大きな誤解です。

            正しい理解
            骨格タイプは体重の増減に関係なく、生まれ持った特徴です。体重が変化しても、以下の特徴は変わりません。

            • 骨格の基本的な構造
            • 筋肉のつき方の特徴
            • 体の質感
            • 重心バランス

            太った時や痩せた時も、似合うデザインの基本は変わりません。ただしサイズ選びは、その時々の体型に合わせて調整が必要です。

            年齢による骨格タイプの変化

            「年を重ねると骨格タイプが変わる」という誤解も多く見られます。

            年齢と骨格の関係
            骨格タイプ自体は年齢を重ねても変化しません。ただし、以下の変化は起こり得ます。

            • 体型の変化
            • 筋力の変化
            • 姿勢の変化
            • 肌の張りの変化

            これらの変化に対応した着こなしの工夫は必要ですが、基本となる骨格タイプは変わりません。むしろ、年齢に応じた着こなしのヒントとして骨格診断を活用しましょう。

            流行の服と骨格タイプの関係

            「骨格診断に従うと、流行の服が着られない」という心配も不要です。

            流行を取り入れるコツ
            骨格タイプを知ることで選択がしやすくなります。

            • 流行アイテムの中から似合うデザインを選ぶ
            • 自分に合うようにアレンジする
            • トレンドを取り入れる部分を考える

            例えば、トレンドのアイテムを選ぶ際は、

            • ストレートタイプ:すっきりとしたシルエットを選ぶ
            • ウェーブタイプ:柔らかな素材感のものを選ぶ
            • ナチュラルタイプ:程よいゆとりのあるものを選ぶ

            40代だからこそ、骨格タイプを理解した上で、賢く流行を取り入れることができます。

            まとめ:40代の体型変化に対応した骨格診断のポイント

            骨格診断は、40代の体型変化に対応するための強い味方となります。以下のポイントを覚えておきましょう。

            • 骨格タイプは体重や年齢で変化しない
            • 体型変化があっても基本的な特徴は変わらない
            • アクセサリーやカラーコーデで視線を誘導し、骨格の長所をいっそう引き立てる
            • 40代の体型変化に合わせた着こなしの工夫が重要
            • 流行は骨格タイプに合わせてアレンジ可能

            自分の骨格タイプを理解することで、年齢を重ねても自信を持って服選びができます。体型の変化を恐れず、あなたらしい素敵な着こなしを楽しんでください。

            最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

            目次