
骨格がわからないから、服選びで失敗ばかり…



最近体型が変わってきて、自分の骨格タイプが分からなくなった
40代になると体型変化により、今までの服選びの基準が通用しなくなることは珍しくありません。
骨格タイプを見極めるには、重心バランスを中心に、バストトップの位置、首の形状など7つの特徴を観察することが重要です。
ファッション診断・着こなし術や印象アップセミナー・メイクなど、6,000人以上の美容&ファッション相談を受けてきました。
この記事では、40代女性の体型変化に対応した骨格診断の方法と、それぞれの骨格タイプに合った着こなしのポイントを、プロの診断士の視点から解説していきます。
骨格がわからない人のための診断ポイント7つ


「最近、服選びに自信が持てない…」という声をよく耳にします。特に40代になると、体型の変化とともに今まで着ていた服がしっくりこなくなってきますよね。
でも大丈夫です。骨格診断の基本を押さえれば、誰でも似合う服選びができるようになります。



40代の体型変化にも対応する7つのポイント
- 重心バランスを確認する(最も重要な診断ポイント)
- 体の質感を見極める(ハリ感や柔らかさ)
- バストトップの位置をチェックする
- 首のラインと形状を確認する
- 体の厚みを把握する(横からのシルエット)
- 肉のつき方の特徴を見る
- 関節の特徴を確認する
これらのポイントは体型が変化しても変わらない永続的な特徴となり、40代の体型変化があっても正確な骨格診断が可能です。
重心バランスで見る3つの骨格タイプ


骨格診断では、体の重心の位置によって「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」の3タイプに分類されます。
「重心」とは、体のどの部分にボリュームや厚みがあるか、視覚的なバランスがどこにあるかを指します。これは物理的な重心(体の重さの中心)ではなく、見た目の重心のことです。



鏡の前に立って、ご自身の体のラインを見てみましょう。
- ストレートタイプ:重心が上半身にあり、メリハリのある体型
- ウェーブタイプ:重心が下半身にあり、華奢で柔らかい印象
- ナチュラルタイプ:重心が全体に分散し、骨や関節が目立つ
例えば、ストレートタイプはシンプルなデザインの服が似合いやすく、ウェーブタイプは柔らかな素材やドレープ感のある服がとても映えます。ナチュラルタイプはラフなスタイルやボリューム感のある服が得意です。
このように、まず重心バランスを知ることで、より自分に合った服を選ぶことができます。
体の特徴から見る4つのチェックポイント


重心バランスが分かったら、次は細かな体の特徴を見ていきましょう。朝一番、体調の良い時に確認することをおすすめします。



まず、体の質感を確認してください。
手で二の腕や太もも、お腹周りを触ってみると、その特徴がよく分かります。ハリがあるのか、柔らかいのか、それともしっかりとした印象か。これらの質感は、骨格タイプを見極める手がかりとなります。
タイプ | 質感 | 特徴 |
ストレート | セミマット~自然なツヤ肌 | ハリと弾力があり、厚みのある質感 |
ウェーブ | ツヤや透明感が出やすい | 皮膚が薄めで、ふんわり柔らかい質感 |
ナチュラル | セミマット~マットな肌 | 皮膚が厚めで、ハリがありすぎず、サラッとした印象 |
体の特徴は以下の4つの視点からチェックしてみましょう。
- 鎖骨の目立ちやすさ
- 関節の大きさ
- 筋肉や脂肪のつき方
- 体の質感
例えば、鎖骨がはっきり見える人はウェーブタイプの可能性が高く、関節が大きめの人はナチュラルタイプに分類されやすいです。
また、筋肉がつきやすくメリハリのある体型ならストレートタイプの可能性が高いです。
自己診断時の注意点


自己診断は意外と難しいものです。「これで合っているのかな?」と不安になることもあるでしょう。
ここでは、正確な自己診断のためのポイントをご紹介します。
診断のベストタイミング
朝一番、シャワーを浴びた後がおすすめです。
- むくみの少ない時間帯
- 体調の良い日
- 生理前後は避ける
- 食後すぐは避ける
体型の変化が気になる40代だからこそ、コンディションの良い時を選んで診断することが大切です。
正しい診断姿勢
まずは全身鏡の前に立ってみましょう。
- 背筋を自然に伸ばす
- 肩の力を抜く
- 足は軽く閉じる
- 腕は自然に下ろす
窓際など、自然光の入る場所での診断がベスト。影ができにくく、体のラインがはっきりと確認できます。
着用する服装のポイント
診断時の服装も重要です。体のラインがよく分かる服を選びましょう。
- 伸縮性のある素材のTシャツ
- タイトめのパンツやレギンス
- 補正の少ないインナー
- 着崩れのない新しめの服
ゆるすぎる服や、逆にきつすぎる服は避けてください。体の本来のラインが分かりにくくなってしまいます。
客観的な視点を持つために
自己診断で迷った時は、以下の方法を試してみてください。
- 全身写真を撮影して確認
- 信頼できる友人に意見を聞く
- 家族に客観的な印象を聞く
- プロの診断を受けてみる
特に40代は体型の変化を感じやすい時期。一人で悩まず、周りの意見を参考にするのもおすすめです。
よくある間違い
自己診断でありがちな間違いをご紹介します。
- 現在の体型だけで判断
- 好みのタイプに寄せて判断
- 一つの特徴だけで決めつける
- 他人の診断をそのまま当てはめる
これらの間違いを避けることで、より正確な診断結果に近づけます。
体型の変化に戸惑うことがあっても、骨格タイプ自体は変わりません。自分の骨格タイプを知ることで、体型変化があっても対応できる服選びが可能になります。
40代の体型変化による骨格診断の難しさと対処法


40代になると、ホルモンバランスの変化や生活習慣により、体型が少しずつ変化していきます。
「今までの服が似合わなくなった」「体型の変化で骨格タイプが変わったのかも…」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。



40代の体型変化には、筋肉量の減少や脂肪のつき方の変化などが関係しています。
40代に起こりやすい体型変化の特徴


40代の体型変化は、誰にでも起こる自然な現象です。主な変化をご紹介します。
上半身の変化
- バストのハリや形の変化
- 二の腕のたるみ
- 背中や脇のお肉のつき方
これらの変化は、着用していた服のサイズ感に影響を与えやすいものです。
下半身の変化
- ウエストのくびれの減少
- お腹周りの脂肪の増加
- ヒップラインの変化
特にウエストまわりの変化は、多くの方が実感されているのではないでしょうか。
体型変化に影響されない診断のコツ


体型が変化しても、あなたの骨格タイプは変わりません。ポイントを意識して診断してみましょう。
- 筋肉や脂肪ではなく骨の形をチェックする
- 首・肩・鎖骨などの骨の出方を観察する
- 関節の大きさや骨の太さを確認する
- 体全体のシルエットを意識する



体型の変化に惑わされず、骨や関節の特徴をチェックしましょう!
骨格タイプ | 鎖骨 | 肩の形 | 手首・足首 | 全体の骨格の印象 |
ストレート | 短め or 目立ちにくい | 丸みがあり、立体的 | 関節が小さく、目立たない | 骨がしっかりしていて、厚みがある |
ウェーブ | 長めで細く、くっきり浮き出る | なだらかな曲線で丸みがある | 華奢で関節が目立つ | 骨が細く、体の厚みが薄い |
ナチュラル | 長めで太く、しっかりしている | フレーム感があり、肩幅が広め | 骨ばっていて関節が大きい | 骨格が目立ち、全体的にフレームがしっかりしている |
20代後半から30代前半の写真を見返し、体のラインの特徴や似合っていた服のデザインを振り返ってみましょう。
体型の変化によってどんな違いがあったのかもチェックしてみると、新たな発見があるかもしれません。
骨格タイプ別・40代に似合う服選びのポイント


骨格タイプを理解すると、自分に似合う服を選びやすくなります。
40代は体型の変化が起こりやすい時期ですが、骨格に合った服を選ぶことでスタイルアップが可能です。骨格タイプごとに、似合う服の特徴が異なります。



それぞれのタイプに合った着こなしで、より素敵な大人の女性を演出できます。
ストレートタイプの着こなし方




ストレートタイプの方は、すっきりとしたシルエットが特徴です。40代になって気になる体型変化もスマートにカバーできます。
基本的な選び方のポイント
- 縦長効果のあるデザイン
- シャープな印象の素材
- 適度なゆとりのあるサイズ感
40代におすすめのアイテム
- きれいめテーラードジャケット
- センタープレスパンツ
- Vネックニット
- ストレートスカート
体型変化をカバーするコツとして、ぴったりしすぎない服選びを心がけましょう。程よいフィット感が、40代の品格を引き立てます。
ウェーブタイプの着こなし方




ウェーブタイプの方は、女性らしい柔らかさを活かした着こなしがおすすめです。
似合うデザインの特徴
- ドレープ感のある素材
- 柔らかな曲線を生かしたシルエット
- 適度な光沢感のある生地
40代におすすめのアイテム
- ラップワンピース
- フレアスカート
- ドレープブラウス
- ソフトジャケット
体型変化が気になる部分は、やわらかな素材使いでさりげなくカバー。女性らしさを引き立てる着こなしを意識しましょう。


ナチュラルタイプの着こなし方




ナチュラルタイプの方は、ラフでこなれたシルエットが特徴で知的な印象を大切にした着こなしがベストです。
選ぶべきポイント
- 程よいゆとりのあるシルエット
- 上質な天然素材
- カジュアルすぎない大人っぽさ
40代におすすめのアイテム
- リネンブレンドシャツ
- ワイドパンツ
- Aラインワンピース
- コットンニット
体型変化を気にせず着られる、程よいゆとりのあるアイテムを選びましょう。素材の質感にこだわることで、大人の余裕が感じられる着こなしに。
共通の着こなしポイント


40代女性の魅力を引き出すために、タイプを問わず意識したいポイントをご紹介します。
素材選びのコツ
- 光沢控えめの上質素材
- 適度な厚みのある生地
- シワになりにくい素材
カラー選びのポイント
- 肌なじみの良い色味を基本に
- 明度を抑えた落ち着いた色調
- アクセントカラーの効果的な使用
体型変化があっても、自分らしさを大切にした服選びを心がけましょう。骨格タイプを意識することで、より魅力的な着こなしが可能になります。
40代からの骨格診断で気をつけたい3つの誤解


「年齢とともに骨格タイプも変わるのでは?」「体重が増えたから骨格診断は意味がない…」といった声をよく耳にします。ここでは、骨格診断に関する誤解を解消し、40代からでも活用できるポイントをお伝えします。
体重と骨格タイプの関係性


多くの方が「体重が変わると骨格タイプも変わる」と考えがちです。これは大きな誤解です。
正しい理解
骨格タイプは体重の増減に関係なく、生まれ持った特徴です。体重が変化しても、以下の特徴は変わりません。
- 骨格の基本的な構造
- 筋肉のつき方の特徴
- 体の質感
- 重心バランス
太った時や痩せた時も、似合うデザインの基本は変わりません。ただしサイズ選びは、その時々の体型に合わせて調整が必要です。
年齢による骨格タイプの変化


「年を重ねると骨格タイプが変わる」という誤解も多く見られます。
年齢と骨格の関係
骨格タイプ自体は年齢を重ねても変化しません。ただし、以下の変化は起こり得ます。
- 体型の変化
- 筋力の変化
- 姿勢の変化
- 肌の張りの変化
これらの変化に対応した着こなしの工夫は必要ですが、基本となる骨格タイプは変わりません。むしろ、年齢に応じた着こなしのヒントとして骨格診断を活用しましょう。
流行の服と骨格タイプの関係


「骨格診断に従うと、流行の服が着られない」という心配も不要です。
流行を取り入れるコツ
骨格タイプを知ることで選択がしやすくなります。
- 流行アイテムの中から似合うデザインを選ぶ
- 自分に合うようにアレンジする
- トレンドを取り入れる部分を考える
例えば、トレンドのアイテムを選ぶ際は、
- ストレートタイプ:すっきりとしたシルエットを選ぶ
- ウェーブタイプ:柔らかな素材感のものを選ぶ
- ナチュラルタイプ:程よいゆとりのあるものを選ぶ
40代だからこそ、骨格タイプを理解した上で、賢く流行を取り入れることができます。
まとめ:40代の体型変化に対応した骨格診断のポイント


骨格診断は、40代の体型変化に対応するための強い味方となります。以下のポイントを覚えておきましょう。
- 骨格タイプは体重や年齢で変化しない
- 体型変化があっても基本的な特徴は変わらない
- 重心バランスを中心に7つのポイントで判断
- 40代の体型変化に合わせた着こなしの工夫が重要
- 流行は骨格タイプに合わせてアレンジ可能
自分の骨格タイプを理解することで、年齢を重ねても自信を持って服選びができます。体型の変化を恐れず、あなたらしい素敵な着こなしを楽しんでください。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。