服はあるのに着る服がない
結局いつも同じ服を着ている。
この悩みは多くの人が抱えています。
自分に似合うスタイルを見つけたいと思いつつも、どこから手をつけていいのか分からず、結果として「服はあるのに着る服がない」と思っている。
でもご安心ください。
自分に似合うスタイルを見つけ、自信を持ってファッションを楽しみたい!
これは誰でもできるようになりますよ。
まずは原因を知り、それから対処法を実行しましょう。
服選びに使っていた時間も軽減され、忙しい中でも自分のための時間を持てるようになります。
ファッションに対する投資も効率的になり、無駄な出費を抑えられますね。
- 毎日パンパンなクローゼットから選ぶのは、結局いつも同じアイテムばかり
- 朝、クローゼットを開けて「何を着よう?」と頭を悩ませている
- 今の自分は一体どんな服装をしたいのか、自分で分かっていない
- 衣類があふれていて、何を持っていたか忘れている
- コーディネートを決めるのに時間がかかる
ファッション診断・着こなし術や印象アップセミナー・メイクなど、6,000人以上の美容&ファッション相談を受けてきました。
服はあるのに着る服がない人の5つの原因
おしゃれ大好き!
洋服で溢れかえっているのに、クローゼットに着たい服がない。
- 自分の好きなファッションスタイルを理解していない
- クローゼットの整理ができていない
- 服はあるけれど小物がない
- 服の使い回しとコーディネーションの知識不足
- 自問自答しないで購入している
自分の好きなファッションスタイルを理解していない
まず1つ目の原因として、自分の好きなファッションスタイルを理解していないことがあげられます。
たくさん服はあるけれど、選ぶのは結局、いつも同じアイテムばかり。
今の自分は一体どんな服装をしたいですか?
想像できていないから選べないんですね。
例えば料理するとき「今日はハンバーグにしよう」とレシピが決まっていれば、どの食材を買えばいいか分かるので選択がスムーズで迷いません。
つまり、コーディネートは料理と同じで、自分の好みのスタイルを知ることで決めやすくなります。
自分がどんな服装が好きなのかイメージを明確に持つことで、服を選ぶのが簡単になりますよ。
クローゼットの整理ができていない
次にチェックしてほしいことは、クローゼットの整理をしているかという点です。
私も昔は自分のことが分からず、見栄のためにいい服を着て自分を励ましたりと、ワードロープはぐちゃぐちゃ。
私自身にそっくりでした。
クローゼットはその人そのもの
ファッションと生活の質を向上させる重要なステップです。
同じ服ばかり着てしまう。
探すのにも選ぶのにも、時間がかかる。
服がないから出かけたくない。と感じてしまう。
今ある服を把握できていないので、同じような服をまた買う。
使わない服や着られない服でクローゼットがあふれ、スペースが不足している。
服はあるけれど小物がない
3つ目は、服はあるけれど小物がないことが考えられます。
小物アイテムはシンプルなコーディネートにアクセントを加えます。
印象をガラリと変えられる
使わないのは勿体ないです。
小物がないなら服の組み合わせの工夫が必要。同じコーディネートが続いてしまう。
寒い季節には暖かいスカーフなど、アイテムをプラスすることで季節感が伝わりやすい。
地味な印象を与えやすく、他人への印象が残りにくい。
ファッションは自己表現の一部だが、個性を出す機会を逃す。
ファッションの創造性も制限される。
例1)シンプルなシャツとブルージーンズ
色鮮やかなスカーフやアクセサリーを加える。
⇒カジュアルながらも洗練された印象のコーディネートが完成。
例2)ワンピースやワイドパンツ
ベルトを使ってウエストをマーク
⇒スタイルアップ効果が期待できる。
服の使い回しとコーディネーションの知識不足
次に考えられる原因としては、服の使い回しとコーディネーションの知識不足です。
多くの人は、同じ服を何度も着ることをためらいます。
同じ服を何度着てもよいのです。
イメージコンサルタントの仲間に1週間に2回同じ服を着る女性がいますが、前回と全く違う雰囲気になっているので新鮮です。
同じ服を、毎回同じ着方しかしないから、気になるのでしょう。
一着の服で異なる着こなしをするアイデアが出せないのが原因
同じ服を同じように着てしまい、結果として新しい服を購入しがちです。
- トップス・ボトムス・小物アイテムの組み合わせ方が分からない
- 季節やシーンに合わせたコーディネートのアイデア不足
知識不足により服選びが制限され、その結果、買っても買っても着る服がないと悩むはめに。
情報社会でアイデアはあふれているので、スキルを向上させることで既存の服を最大限に活用しましょう。
自問自答しないで購入している
最後の原因としては、自問自答しないで購入していることが考えられます。
「これを着たいから痩せよう!」と少しきつくても買う人がいますが、その決意はたいてい失敗します
気に入って購入しても、着る機会がなければ意味がありません。
そして服は通常、ほかの服や物とセットで使います。
手持ちの物で合わせることができないなら、別の何かをまた買うことになります。
結果、クローゼットは着ない服や物であふれます。
- 他にも着ていくところはある?
- 何回ぐらい着る?
- 縫製はしっかりしている?
- 管理はラク?
- そして最後に、その服を着た時、あなたは笑顔でいい気分ですか?
何からはじめればいい?7つの具体的な解決方法
原因が理解できたと思うので、具体的な解決方法を7つ紹介していきます。
- 自分のスタイルを見つける
- ワードローブの整理
- 流行に左右されない「定番服」を持つ
- 同系色ばかり買ってしまう人は「差し色」を取り入れる
- 小物をプラスする
- 手持ち服の組み合わせで2通り以上できるか確認
- コーディネート写真をストックする
1つずつ詳細をお伝えしますね。
自分のスタイルを見つける
ファッションの好みは年齢によっても変化します。
若い時はカジュアルなスタイルを好きだったけれど、年齢が上がりクラシックなスタイルが好きになったり、子育て中は快適な服装を重視することが多かったり様々です。
結婚、出産、キャリアなどライフステージの変化も影響します。
職場のドレスコードや所属するコミュニティによってもファッションスタイルは変わるでしょう。
とても簡単!
Pinterest や Instagram で直感的に「いいな・真似したいな」というスタイリング画像をスクショしましょう。
画像はスマホ内やパソコンのアルバムにどんどん集めていきます
※ 迷ったら入れない。直感を大事にするのがコツですよ。
ムードボードを作ることで、今のあなたが惹かれるものを客観視できます。
「ベーシックなスタイルにカラフルな小物を使ってる画像が多いな。」
「こういうコーディネートが好きなんだな。」など、今の「好き」が分かってきますよ。
まずは、あなた自身がどうあるべきかをじっくり考えてみてください。
「何を着るか」の前に「自分がどうありたいか」という生き方のスタイルを考えるのが大切です。
「どういう自分でありたいか」を軸にすれば、長く愛着の持てる服を選ぶことができますよ。
- あなたは何色が好き?
- どんなアクセサリーが好き?
- 街を歩いていて「この人素敵だな」と思う人はどんなファッションをしているの?
- 自身の体型や外見的特徴を理解している?
- 内面と外見にギャップを感じる?
- どんな印象を持ってもらいたいの?
- どんなスタイルをすると心地良く感じるの?
- どう生きたいの?
イメージが全ての始まりです
自己イメージは、行動パターンや選択に大きく影響を与えます。
自分の「生き方」や「考え方」に合った服を着ることで自信がつき、人生がより豊かになるでしょう。
尊敬する著名人、好きなファッショニスタやセレブリティからインスピレーションを得ましょう。
インターネットやソーシャルメディアでファッションのスタイルを調査できます。
Pinterest や Instagram などはアイデアを収集するのに役立ちますよ。
さまざまなスタイルの服を試着してみましょう。
実際に身に着けてみることで、自分に合ったスタイルを見つけやすくなります。
他人から見たらどう見えるのか。
親しい人からの正直な意見を聞くのも有益です。
ワードローブの整理
この小さな空間は、3つを表しています。
- あなたがどういう生き方をしてきたのか
- あなたがどんな印象を与えるのか
- あながどんな印象を与えたいのか
それを表しているのがクローゼットです。
※ クローゼット整理は時間がかるので、余裕のある時にやりましょう。
これによって、持っている服の全体像が分かる。
例えば、1年以上着ていない服や合わせる服がない服は捨てるなど。
シーズン待機のものや特別な時しか使わないものは、別口で分ける。
服同士が組み合わせやすくなる。
現在の季節に合った服が前面に出て、予期せぬ気温差にも対応でき必要な時に手に取りやすくなる。
しまわないで見えるように吊るして収納した方が、日々のコーディネートを決めるのは楽です。
流行に左右されない「定番服」を持つ
定番服のメリット
- 使いやすい
- 合わせやすい
- 最低限サマにはなる
定番服のデメリット
- 普通
- ありきたり
- 人とかぶる
オシャレ上級者は定番のアイテムを上手に使いバランスをとっています。
シンプルな洋服ほど、素材や縫製がしっかりしているアイテムを選びましょう。
同系色ばかり買ってしまう人は「差し色」を取り入れる
「差し色」を上手に取り入れることは、コーディネートに新しい魅力をプラスする方法です。
- 靴やベルトに差し色を取り入れるには?
-
モノトーンの服にカラフルなパンプスやベルトを合わせることで、コーディネート全体が引き立ちます。
- 顔回りに差し色を取り入れるには?
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シンプルなワンカラーのトップスにカラフルなネックレスを合わせたり、モノトーンのコーデに鮮やかなスカーフを巻くのも素敵です。
- 差し色のアイテムは一つだけ?
-
コーディネート全体がモノトーンや同系色で統一されている場合は、1つだけ差し色を取り入れると効果的です。
小物をプラスする
いくつか例を紹介しますね。
- スカーフやストールを巻くと、季節に合わせ軽やかさや暖かさをプラスしコーディネートの幅が広がります。
- シンプルなトップスにゴールドのアクセサリーを合わせると、一気に華やかさがアップします。
- ワンピースのウエストにベルトを付けることで、シルエットを引き締めアクセントを加えます。
- 眼鏡の色やフレームの形を変えるだけでも、印象は簡単に変わります。
靴を選びなおす
「ホテルマンは靴を見て客質を判断する」という話しを聞いたことはありますか?
手頃な価格の洋服を着ていても、靴が良質のものだと人はそれを見て「全体の質が高い」と思い込みます。
必ずしもブランド品など高価なものである必要はありません。
高品質の靴への投資があなたの全体的な雰囲気を良くします。
相手の印象には「素敵な人」として残りますよ。
小物の選び方と使い方次第で、コーディネートの幅は広がります。
手持ち服の組み合わせで2通り以上できるか確認
自分のスタイルを確認し、ワードローブの整理もし、あなたの頭の中はクリアになっているのではないでしょうか。
洋服をかけ、靴やバッグ・アクセサリーも一緒にコーディネートしていけば、組み合わせが思いつきやすくなりますよ。
服の組み合わせを考える時、ハンガーラックを使うのがおすすめ。
<やり方>
小さなもので構わないので、コーディネート用に白いハンガーラックが1つあると便利です。
ラックに服やアイテムをかけ、数歩離れて眺める
スタイリングの全体像を、第3者の視線で見ることができます。
ハンガーラックの色は白でないとダメ?
今持っているハンバーラックでも構いません。
ですがこれから購入するなら白がおすすめです。
白いハンガーラックと書いたのは、色の組み合わせを見る時に邪魔にならないからです。
私はお客様にパーソナルカラー診断をするとき、なるべく白い服を着るようにしています。
お客様は鏡に映ったご自身とカラフルなドレープとを比較しながら確認しているので、鏡に映っている私の服の色が、お客様の視覚の邪魔にならないようにするためです。
コーディネート写真をストックする
コーディネートが決まったら写真に撮り、ストックしておきましょう。
写真でコーディートのストックがあると、とても便利です。
忙しい朝や特別な日に何を着ようか迷った時は、携帯のストック写真を眺めれば、準備がスムーズになります。
ご自身の手持ちアイテムだけで作成したアルバムは、別のコーディネートを考える時のアイデアもひらめきやすいです。
あなたが人からどう見られ、どんな印象を与えるのか、そしてあながどんな印象を与えたいのか、見える化すると答えが出しやすいのでおススメです。
まとめ
本記事では、服はあるのに着る服がないと感じている人の原因と解決方法を解説しました。
自分のスタイルをみつけたり、クローゼットの整理など、方法は簡単ですが対応時間はかかります。
それでも1度やってしまえば毎日が格段に楽になります。
是非時間をつくって、解決方法1の「自分のスタイルをみつける」の行動から始めていきましょう!
この記事が、クローゼットはパンパンであふれるほど服はあるのに着る服がないという状態から脱出し、あなたのスタイルを見つける参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。