私はシャツが好きで高級なものから 手頃なものまでたくさん見てきました。
シンプルなデザインの白シャツは主張がなく、カジュアルにもきれい目スタイルにも合わせやすい、万能アイテムです。
体型を隠したい場合も、カットソーやTシャツよりシャツが効果的。
- カットソーやTシャツは柔らかい素材が多く、体にフィットしてラインが強調されやすい。
- 一方、シャツは硬めの素材で作られていることが多く、体にフィットしにくいため、体型をカバーできる。
でもシャツが似合わないから避けてるわ。
白シャツを着ると太って見えるのよね。
白シャツはシンプルな分、体型やサイズ感が強調されやすく、着こなしに迷う女性が多いアイテムです。
でも安心してください。
シャツは選び方と着こなしのコツを押さえれば、どんな体型の方でも上手に着こなせます。この記事では、自分に合ったシャツの選び方やスタイリングの秘訣を解説します。
- 自分に似合う白シャツを手に入れられる
- 少ないアイテムで着回しができるようになる。
- ベーシックな白シャツを活用し「大人の洗練された印象」を手に入れる。
ファッション診断・着こなし術や印象アップセミナー・メイクなど、6,000人以上の美容&ファッション相談を受けてきました。
「シャツが似合わない」と感じる女性のチェックポイント
シャツが似合わないと感じる女性は、いくつかのポイントを見直すことで解決できることが多いです。
特にフィット感やサイズ感が合っていないと、全体の印象が崩れる原因になります。
まずシャツのフィット感やサイズ感を見直すしましょう
首元を美しく見せるフィット感の見直し
シャツが似合わないと感じる場合、首元や鎖骨のフィット感が関係していることが多いです。
首周り:ヌードサイズ+2cm程度の余裕があると、首元もきつくなく快適に着用できます。適切なフィット感を意識することで、顔周りがすっきり見え、美しくシャツを着こなせます。
- 首元が適切にフィットしているか確認
- 鎖骨が自然に見える開き具合を選ぶ
- シャツの襟がしっかり立っているかチェック
実際に試着した際に、首元の締まり具合や、鎖骨の見え方を確認し、自分に合ったフィット感を見つけましょう。
全体の印象を左右するアームホールや袖のサイズ感
シャツが似合わないと感じる理由の一つに、アームホールや袖のサイズ感が挙げられます。
袖が長すぎたり、アームホールが大きすぎると、全体のシルエットが崩れてしまうのです。
- アームホールが体に合っているか確認
- 袖丈が自分の腕に適しているか確認
- シャツの袖口が手首にしっかりフィットしているか確認
アームホールが体に合っているか確認する方法
腕を前後に動かしたり、上げ下げしてみることで、アームホールが締め付けられたり引っ張られる感じがないかを確認します。
動きにくさや突っ張りがある場合、アームホールが狭すぎる可能性があります。
アームホールが体に合っている場合、脇の下に適度な余裕があるはずです。フィットしすぎていると、脇や腕がムチムチして見えたり、着心地が悪くなることがあります。
1〜2cm程度の余裕があれば、適切なフィット感です。
アームホールがきつすぎる場合、肩から脇にかけてシワが目立つことがあります。逆に、緩すぎるとダボッとした見た目になり、袖がだらしなく垂れ下がって見えることも。
自然に腕を下ろした状態で、余計なシワが入っていないか確認しましょう。
アームホールの位置は、肩のラインがぴったり合っているかでも判断できます。肩の縫い目が肩よりも内側に入りすぎていないか、逆に外側に広がりすぎていないかをチェックします。
肩の縫い目が肩の端にフィットしている場合、アームホールも適切なサイズであることが多いです。
袖が腕に対して自然に垂れ下がり、腕の形が美しく見えるかを確認します。袖が余りすぎたり、張り付いて不自然なシワができる場合、アームホールのサイズが合っていません。
アームホールが広すぎると肩回りが大きく見え、逆に小さすぎると窮屈に見えてしまいます。袖の長さも、手首の位置でぴったり合うかどうかが、全体のバランスを整えるポイントになります。
シャツを試着する際は、動かしやすさと見た目のバランスを確認しながら、最適なサイズ感を見極めましょう。
自分の体型に合ったジャストサイズの調べ方
白シャツが似合うためには、自分の体型に合ったジャストサイズを選ぶ。特に「トップバストのサイズ」が重要です。
バストがきつすぎると、ボタンとボタンの間に隙間ができてしまい、窮屈に感じることがあります。ヌードサイズにぴったりのシャツではなく、トップバストのサイズに10cm以上の余裕を持たせたシャツを選ぶと、快適に着ることができます。
- 自分の体のサイズを測る
- シャツのサイズガイドを確認する
- フィット感を確認する
- 素材とデザインも考慮
自分の体のサイズを測る
バスト | 胸の一番高い部分の周りをメジャーで測る |
ウエスト | 腰の一番細い部分を測る |
ヒップ | ヒップの一番広い部分を測る |
肩幅 | 肩の端から端までを測る(後ろ側) |
首回り | 喉仏のすぐ下の首回りを測る |
腕の長さ | 肩の端から手首までの長さを測る |
シャツのサイズガイドを確認する
サイズ通り買っているのにキツイのは何故?
シャツはヌードサイズよりも余裕のあるものを選んでください。
ヌードサイズとシャツのサイズが同じだと、シャツが小さすぎて着られないことがあります。
ヌードサイズとは、体そのもののサイズのこと。一方、シャツの寸法表に書かれているサイズは、シャツそのものの大きさです。
ブランドやショップごとに、サイズガイドや表が掲載されていることが多いので、購入するブランドのサイズガイドを確認しましょう。
< サイズ選びの例 >
身体の部位 | ヌードサイズ | 余裕を持たせたシャツのサイズ |
トップバスト | 90cm | 100cm〜105cm |
首周り | 35cm | 37cm |
トップバスト:ヌードサイズ+10cm以上の余裕が理想です。これで、窮屈さを感じずに快適に着られます。
首周り:ヌードサイズ+2cm程度の余裕があると、首元もきつくなく快適に着用できます。
試着してフィット感を確認する
肩の縫い目が肩の端にぴったり合っていることがジャストサイズの目安です。縫い目が肩より外側に出ていると大きすぎ、内側にあると小さすぎます。
アームホールが窮屈すぎないか確認しましょう。余裕がありすぎても、きつすぎても着心地が悪くなります。腕を回して確認しましょう。
ボタンが引っ張られて隙間ができないか確認します。自然にフィットしているが、窮屈でないことが理想です。
腕をまっすぐ下ろしたときに、袖が長すぎるとだらしなく見え、短すぎると窮屈に見えます。
シャツを出したり、タックインしたときに、ウエスト周りがだぼつかず、かつ窮屈でもないか確認します。
素材とデザインも考慮
シャツの素材やデザインによって、フィット感が異なります。伸縮性のある素材は、少しタイトに感じてもフィットしますが、伸縮性のないコットンなどの素材は余裕を持たせると快適です。
このように、自分の体型に合ったサイズ感を見つけることで、白シャツが自然と自分にマッチし、スタイリッシュに見えます。
白シャツを「定番服」にするメリットと選び方
白シャツはどんな季節でも着回しができる定番のアイテム。オールシーズン活躍するため、コーディネートに困ったときにも頼れる存在です。
しかし、シンプルだからこそ、選び方にはいくつかのポイントがあります。
ポイントは襟のサイズや素材にはこだわって選ぶこと。
白シャツは、夏は一枚で、冬はレイヤードスタイルとして活用できるアイテムです。着回し力が高く、様々なスタイルに合わせられるので、一着持っているだけでも重宝します。
次に、白シャツの具体的な選び方について解説します。
着回し力の高い白シャツはオールシーズン活躍!
白シャツは、どの季節にも使えるアイテムとして重宝します。
夏は軽やかに、冬はレイヤードとして使えるため、一年を通じて活躍します。
- 一枚でも重ね着でも使える
- カジュアルからフォーマルまで対応可能
- アクセサリーで印象を変えられる
シンプルなデザインゆえに、どんなアイテムとも合わせやすい。
例えば、夏はデニムと合わせることでカジュアルに、冬はジャケットやカーディガンと重ねてフォーマルに着こなすことができます。また、アクセサリーや小物を取り入れることで、簡単に印象を変えることも可能です。
オールシーズン使える白シャツは、まさに万能アイテムと言えるでしょう。
シンプルだからこそ重要!襟の大きさや素材選びのポイント
白シャツを選ぶ際、シンプルなデザインだからこそ、襟のサイズや素材選びが大切です。
特に襟のサイズ感が合っていないと、顔周りが強調されすぎたり、逆にぼやけてしまうことがあります。
- 襟の大きさが自分に合っているか確認
- 素材は季節に合ったものを選ぶ
- 肌触りや通気性も重要
自分に合った襟の大きさの判断方法
顔が小さい人は、小さめの襟を選ぶと全体的にバランスが良くなり、逆に顔が大きい場合は、少し大きめの襟を選んだ方がバランスが取れます。
大きな襟は顔を小さく見せ、小さな襟は顔を強調する効果があるので、顔の形や大きさに応じて、襟のサイズを選びましょう。
首が短い方は、襟が大きすぎると首が詰まったように見えてしまうため、襟の高さが低くて小さめのものを選ぶのがおすすめです。これにより首を長く見せる効果があります。
首が長い方は、少し大きめの襟を選ぶことで、首の長さを強調しすぎず、バランスが良く見えます。
肩幅が広い方は、大きめの襟を選ぶとバランスが良く見えます。襟が小さすぎると、肩幅が強調されてしまう場合があります。
肩幅が狭い方は、小さめの襟を選んで、全体のバランスを取ると良いです。
丸顔の方は、襟が大きすぎると顔がさらに丸く見えてしまうことがあります。小さめの襟や、V字に開いた襟を選ぶことで、顔をシャープに見せる効果が期待できます。
細長い顔の方は、少し広めの襟を選ぶと顔がバランスよく見えます。高めの襟元やボタンダウンのようなデザインも相性が良いです。
フォーマルなシーンでは小さめの襟が好まれることが多いですが、プライベートやカジュアルな場面では、少し大きめの襟やラフな襟の方がリラックスした印象を与えます。
用途に応じて、襟の大きさを調整することが大切です。
素材選びも重要で、夏は涼しげなリネンやコットン、冬はウールやポリエステル混紡のものが最適です。
適切な襟のサイズと素材を選ぶことで、白シャツの魅力がさらに引き立ちます。
「似合わない」を解消する白シャツの着こなしテクニック
白シャツが「似合わない」と感じる方でも、着こなしのテクニックを知れば、簡単にスタイリッシュに見せることができます。
オーバーサイズや小物の使い方で、白シャツがあなたのスタイルにぴったり合うアイテムになるでしょう。
着こなしの工夫で、似合わないを解消できますよ。
オーバーサイズで失敗しない!体型に合わせた着崩しテク
白シャツをオーバーサイズで着こなす場合、体型に合わせてバランスを取ることが大切です。
オーバーサイズのシャツはリラックス感が出せますが、無理に大きなサイズを選ぶと、だらしない印象になりがちです。
- 自分の体型に合ったオーバーサイズを選ぶ
- タックインでウエスト部分を引き締める
- 裾を片側だけインする着崩しでリズム感を出す
着崩すことでこなれ感を出すには、裾を片方だけインする「片イン」スタイルや、袖を少し折り返してルーズに見せるなど、リズム感のある着こなしができます。また、タックインでウエストを引き締めることで、全体のバランスを整えることもできます。
大きすぎるシャツでも、ちょっとした工夫でスタイリッシュになるので、ぜひ試してみてください。
袖まくりやボタン使いで、スタイリッシュな印象を作る方法
白シャツの袖まくりやボタン使いを工夫するだけで、スタイリッシュでおしゃれな印象を作ることができます。
シンプルなシャツだからこそ、小さな工夫で大きな違いを生むことができるのです。
- 袖を肘までまくって軽やかに見せる
- ボタンを2つ開けて首元をすっきり見せる
- ボタンを上まで閉めてフォーマルな印象を作る
例えば、袖を肘までまくることで、手首が見えるため全体の印象が軽やかになります。また、ボタンを2つほど開けることで、首元がすっきりし、リラックス感のあるスタイルを作り出せます。逆に、ボタンをすべて閉めることで、きっちりした印象を与えることができ、シーンに応じてアレンジが可能です。
簡単な工夫で、白シャツの印象を大きく変えることができますよ。
ウエストラインを強調し細見え効果
白シャツを着る際、ベルトやタックインを活用することで、ウエストラインを強調し、細見え効果を出すことができます。
- シャツの裾をタックインしてウエストを引き締める
- ベルトでウエストラインを強調
- ハイウエストボトムスを合わせてスタイルアップ
例えば、シャツの裾をパンツやスカートにタックインすることで、ウエストラインが引き締まり、全体のバランスが良くなります。さらに、ベルトを使ってウエスト部分を強調することで、より引き締まった印象を作ることができます。また、ハイウエストのボトムスを合わせると、脚長効果があり、スタイルアップにつながります。
このように、小さな工夫で白シャツの着こなしをグッと洗練されたものにすることが可能です。
白シャツにまつわる疑問を解決!よくある質問
白シャツについてのよくある疑問や悩みを、Q&A形式で解決します。白シャツにまつわる悩みをスッキリ解決しましょう!
夏でも長袖で良い?
夏に長袖の白シャツは変ですか?
いいえ。
夏の暑い時期でも、袖まくりをすることで涼しく過ごせるのはもちろん、スタイリッシュに見せることができます。長袖の白シャツは日焼け防止の役割も果たしてくれるので、夏の日差しの強い日にも活用できます。
- 袖をまくることで涼しさを演出
- 長袖は冷房対策にも効果的
- 適度なリラックス感を出せる
白シャツを着ると太って見える。解決策はある?
体型が強調されやすい気がする。
そんな方は下記の解決策を試してみて。
白シャツはサイズ選びを間違えると、太って見えることがあります。
自分に合ったサイズを選び、適切な着こなしをすることで、すっきりと見せることが可能です。
白シャツが太って見える理由
オーバーサイズの白シャツを着ると、体全体が大きく見えてしまうことがある。逆に、タイトすぎるシャツも体型を強調しすぎてしまい、気になる部分が目立つ。
シャツをそのまま着ると、全体的にのっぺりとした印象を与えることがある。タックインをしないで着たり、メリハリがないスタイリングをしていると、太って見える原因になる。
白シャツがシンプルすぎると、全体的にバランスが悪くなり、体型が強調されやすくなる。
解決策
ジャストサイズの白シャツを選ぶことで、体のラインを綺麗に見せることができます。特に、肩幅やアームホールがぴったりのサイズが理想です。
タックインをしてウエストを強調したり、ベルトを使ってスタイルにメリハリを加えることで、全体のバランスが整います。
袖をロールアップすることで、腕を細く見せたり、首元を少し開けてVラインを作ることで、顔周りがスッキリして見えます。
縦のラインを強調するアクセサリー(ネックレスやスカーフなど)を取り入れると、視覚的に細見え効果を出すことができます。
白シャツは、体型に合ったジャストサイズを選ぶことが重要です。オーバーサイズを選んでしまうと、だらしなく見えたり、太って見える原因になります。ウエストをタックインしてベルトで引き締めたり、アクセサリーで目線を上に引き上げる工夫をすると、全体のバランスが良くなり、スリムに見せることができます。
白シャツのサイズ感を意識して、すっきりした印象を作りましょう。
汚れやすい白シャツのメンテナンス方法は?
白シャツは汚れが目立ちやすいですよね?
洗濯や保管の工夫で、白シャツの美しさを保ちましょう。
メンテナンス方法
汚れがついたらすぐに対処することが、白シャツをきれいに保つポイントです。特に、汗や食べ物のシミは時間が経つと取れにくくなるため、すぐに水で軽く洗い流したり、シミ抜きを使用しましょう。
襟や袖は皮脂や汗で黄ばみやすい部分です。事前にスプレー式の汚れ防止剤を使って、汚れが付着するのを防ぐのも効果的です。また、シャツの下にインナーを着ることで、汗が直接シャツに染み込むのを防げます。
襟元や袖口など、汚れがつきやすい部分は、洗濯機に入れる前に予洗いを行いましょう。洗剤や専用の部分洗い用石鹸を使って、汚れを軽くもみ洗いするだけでも、汚れが落ちやすくなります。
白シャツの黄ばみや汚れがひどい場合は、酸素系漂白剤を使用するのが効果的です。漂白剤は適切な量を守り、長時間つけ置きしすぎないようにしましょう。塩素系漂白剤は、シャツの生地にダメージを与える可能性があるため、避けるのが無難です。
酸素系漂白剤をお湯に溶かしてつけ置きすると、頑固な黄ばみが落ちやすくなります。
白シャツを干す際は、直射日光を避けて日陰で干すのがポイントです。直射日光に当てると、紫外線が原因で黄ばみが進行することがあります。風通しの良い場所で、形を整えて干しましょう。
こうしたメンテナンスを心がけることで、白シャツを長く美しい状態で着用できます。
白シャツを素敵に着こなしている人は、こうした工夫をしているから他の人と差がつくのですね。
まとめ
参考画像:The 17 Best-Dressed Designers in the Fashion World
白シャツを上手に着こなすためには、フィット感、サイズ選び、着こなしの工夫が大切です。
これらの基本を押さえることで、白シャツはシンプルでありながらも、あなたのスタイルを引き立てるアイテムに変わります。
白シャツは、誰でも上手に着こなせるアイテムです。基本を押さえて、自分に合ったスタイルを楽しみましょう!
「シャツが似合わない」を解決して白シャツを味方に
白シャツを上手に着こなすための3つの基本ルール
これまで説明したポイントを押さえることで、白シャツはあなたの強い味方になります。
シンプルな日常コーディネート
スタイルに合わせた選び方や着こなしを工夫すれば、シンプルな白シャツでも多彩なコーディネートを楽しむことができます。
白シャツを味方にして、毎日のファッションをシンプルかつおしゃれに仕上げましょう。
この記事を読んであなたが行動し、白シャツコーディネートを楽しんでいただけたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。